性同一性障害の芸能人・有名人20選!この苦しみは普通の人にはなかなか理解できない

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性同一性障害・LGBT・トランスジェンダー、最近よく耳にする言葉です。

性同一性障害を持っている人は、普通の人にはなかなか理解できない苦しみを体験している場合が多いです。

そのことからも「性的差別をなくそう!」という声が世間で広がっています。

今回は性同一性障害の概要や治療方法について説明していきます。

性同一性障害を公表し、活動している芸能人・有名人についてもまとめましたので、ぜひ最後までご覧ください!




性同一性障害について

画像出典元:pixabay.com

 

まずは性同一性障害の概要について説明していきます。

 

性同一性障害とは?

 

性同一性障害は医学用語です。わかりやすくいうと「心と体が一致しない障害」のことを指します。

人間には、自分は男性/女性である、という性同一性(自己意識)を生まれながらに持っているのですが、中には性同一性と体の性が一致しない人がいます。

 

体は女なのに心は男の人を「FtM(Female To Male)」

逆に体が男で心は女の人を「MtF(Male To Female)」

 

と呼び、FtM・MtFの人たちは自己意識の性(心の性別)と同一化したいと強く望みます。

結果、心と体の性のギャップが大きなストレスとなり、うつ病などの精神疾患発症につながってしまいます。

 

LGBT、トランスジェンダーとの違い

画像出典元:pixabay.com

 

LGBTとは性的少数者(セクシャルマイノリティー)を意味し

  • Lesbian レズビアン、女性同性愛者
  • Gay ゲイ、男性同性愛者
  • Bisexual バイセクシュアル、両性愛者
  • Transgender トランスジェンダー、体の性と自認する性の不一致

4つの言葉の頭文字から構成されています。

 

トランスジェンダーには大きく分けて3つの種類があります。

  1. トランスセクシャル
    体の性と自認する性の不一致に、嫌悪感を持っており性適合術を望んでいる状態。または手術を受けた状態。(性同一性障害含む)
  2. トランスヴェスタイト
    体の性とは異なる服装を着ること。
  3. 狭義のトランスジェンダー
    自認する性と周囲から見られている性が違う人。

 

つまり、性同一性障害はトランスジェンダーの中の1種類ということになります。

トランスジェンダーといっても、みんなが性の同一化を望んでいるわけではないのです。

難しいところではありますが、「体と心の性の一致を望んでいれば」性同一性障害、ということになります。

 




性同一性障害の芸能人・有名人

 

性同一性障害の苦悩を乗り越え、活躍している芸能人・有名人たちを紹介します。

彼ら、彼女らの生き様や発信するメッセージは、同様の障害に苦しむ人に勇気を与えています。

 

氷川きよし

 

最近見た目や仕草が女性らしくなってきている、歌手の氷川きよしさん。

2019年発売の雑誌の中で、「ジェンダーを超えた(ジェンダーレスな)自分らしさを特集してもらいたい夢があった」と語っています。

ファンには自分のことを『kii(キー)ちゃん』や『kiina(キイナ)ちゃん』と呼ぶようにお願いしています。これはkii(氷川きよしの愛称)+natural(自然体)からきているのだとか。呼び名からも可愛らしさ、女性らしさを感じます。

性同一性障害と公表してはいませんが、男女の常識にとらわれない生き方「ジェンダーレス男子」として注目を集めています。

 

佐藤かよ

 

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テレビ番組で性同一性障害を告白し、男性であることを公表した佐藤かよさん。

小さい頃から性同一性障害に苦しみ、自殺を考えたことや15歳から女性ホルモン注射を受けたことを明かしています。

今では男性とは思えないほどの美貌を生かし、モデルとして活躍。

ゲーマーとしても知られ、人気ゲームキャラクターのコスプレも披露してくれています。

 

はるな愛

 

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女性にも負けない可愛らしさを持つはるな愛さん。

笑顔が印象的で明るいイメージがありますが、中学時代は同級生からのイジメを受け辛い経験をしてきたそうです。

1995年に性適合手術を受けましたが、戸籍上は男性のまま。

その後あやや(松浦亜弥さん)の物まねでブレーク、男性と気づかれず多数の芸能人から口説かれたこともあるそうです。

 

カルーセル麻紀

画像出典元:AERA dot. (アエラドット) (asahi.com)

 

性同一性障害の芸能人として、レジェンド的存在であるカルーセル麻紀さんも、幼少期から苦しい体験をしてきた一人です。

出生名は「平原徹男」。男に徹する男、と名付けられましたが、女性的なものを好む性格をしていたため、父親との関係が悪かったそうです。

高校中退後に家出してゲイバーで働き、19歳の時に去勢手術を受けています。

1973年に性転換手術、2004年に戸籍を女性に変更。

現在はドラマやバラエティー番組で活躍されていますが、「何度か警察のお世話になったこともある」と語っており、かなり破天荒な人生を送ってきたようです。

 




IVAN

画像出典元:シネマトゥデイ (cinematoday.jp)

 

パリコレのモデルとして選ばれ、世界のトップモデルとして活躍していたIVANさん。

『有吉反省会』(日本テレビ系)に出演した際に、性同一性障害であることを公表、2018年に性転換手術も終えています。

俳優の野村祐希さんとの交際が発覚し、大きな話題となりましたが現在では破局してしまったそうです。

 

KABA.ちゃん

画像出典元: スポニチ Sponichi Annex 芸能

 

SMAPの名曲「世界に一つだけの花」の振付師として有名なKABA.ちゃん。

テレビに出始めた頃はまだ男性的な姿をしていたKABA.ちゃんですが、現在は性転換手術も終え女性らしいルックスになっています。

2016年にはテレビ番組内で、両親に新しい名前「一華(いちか)」と名付けてもらい、戸籍上の名前・性別の変更が認められた様子が放送されました。

 

Lico

画像出典元:LICOは毎日元気です! (ameblo.jp)

 

安室奈美恵さん、浜崎あゆみさんのバックダンサーであるLicoさん。もとは『HIDE』という名前で男性ダンサーとして活動していました。

2012年に性転換手術、戸籍上も女性となり女性ダンサーとして復帰。

 

フジテレビのドキュメンタリーの時も言いましたが、女の子としてステージに出るのが夢って、でも心のどこかで性同一性障害の子はこんな大舞台無理かなって思ってた!
大きな手術もしてるし、ホルモンバランス崩れてるし、身長でかいし!
でも夢は叶うんだと改めて実感しました!

引用元:LICOは毎日元気です! (ameblo.jp)

 

自身のブログで、女性としてステージに立つ夢を叶えたことを報告していました。

 

GENKING

 

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何気なく始めたInstagramで、「謎のセレブ美男子」として注目を集めたGENKINGさん。

幼少期はスポーツブラを着用していたため、周囲から「オカマ」といじめられたり、担任の先生からも「男らしくしなさい」と叱られたそうです。

ですが、髪を金髪に染めることで周囲の反応は良い方向に変わりはじめ、これを機にオシャレやファッションに興味を持ち始めました。

17歳でジュノンボーイ愛知県選抜になったことがきっかけで芸能界入り。

以降はユニセックス系であると偽って活動していましたが、2017年に性同一性障害を公表。性適合手術を受けて、戸籍上も女性に。

 

幼い頃からの悩みや、苦しんできた事は何だったんだろうっていうくらいに、悩みは小さくなり生きやすくなりました。昨年から雰囲気が優しくなったねって言われたのは、心が満たされ始めた事が大きいんじゃないかな。今は、“沙奈”としての新しい人生を歩んでいます。

引用元:GENKING オフィシャルブログ

 

現在は、名前を「田中元輝」から「田中沙奈」へと変えたことを、ブログにて明かしています。

 




中村中

画像出典元:OKMusic

 

シンガーソングライターの中村中さん。『女性シンガー』と活動されていますが、戸籍上は男性です。自身のオフィシャルサイトで性同一性障害であることを公表しています。性適合手術を受けているのかは不明。

歌うことが大好きでしたが、10代の変声期を迎え、声が男性に変わっていくことへ苦痛を感じたそうです。これをきっかけに様々な楽器演奏に触れ、作詞作曲活動を始めたとのこと。

2006年には日本テレビ系ドラマ、「私が私であるために」の性同一性障害の役を演じました。

代表曲「友達の詩」では自身が感じてきた葛藤や苦悩、違和感を歌っており様々な活動を通してメッセージを発信しています。

 

吉原シュート

画像出典元:Time Out Tokyo(タイムアウト東京)

 

吉原シュートさんはFtM(元女性)の性同一性障害です。戸籍上は女性。

FtMのメンバーからなる音楽グループ、SECRET GUYZ(シークレットガイズ)に所属していて、LGBTの理解を広めるべく活動していました。(2018年に解散)

女性であることに違和感を持ちつつ高校生まで過ごしますが、卒業のタイミングで両親に性同一性障害であることをカミングアウト。

女性であることを隠し、男性として舞台『金色のコルダ ステラ・ミュージカル』のオーディションを受け合格、俳優デビューしました。

その後テレビ番組の取材にてFtMの性同一性障害であると告白。

現在は「OUT IN JAPAN」という日本のセクシュアルマイノリティに焦点を当てたプロジェクトに参加しています。

 

諭吉

 

よしもと初の「おなべタレント」である諭吉さんはFtM(元女性)の性同一性障害者です。戸籍上は女性。

おなべバーで働いているとき、あまりのイケメンぶりにスカウトされたのだとか。

かつて吉原シュートさんと一緒にSECRET GUYZ(シークレットガイズ)の元メンバーとして活動していました。

「性同一性障害で悩んでいるおなべの人たちの為にも頑張りたい」と、著書「ぼく、長女です。」を出版。辛いけどポジティブに生きていこうとする姿が書かれており、同じ悩みを持つ人から多くの共感を得ています。

 

真境名ナツキ

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画像出典元: josou-world.jp

 

真境名(まじきな)ナツキさん元男性の性同一性障害者。早くから性同一性障害の診断を受け、女性として女子高に通っていました。

説得に時間がかかったようですが、家族の同意を得て10代で去勢手術を受けています。

現在は、MtFトランスジェンダー3人によるアイドルグループ「秘密のオト女」として活動中。

2016年には真境名ナツキさんの実体験をもとにした映画『ハイヒール革命!』が公開。ドキュメンタリー部分は真境名ナツキさん本人が、再現ドラマ部分は当時16歳の濱田龍臣さんが演じました。

 




椿彩菜

 

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椿彩菜(旧芸名、椿姫 彩菜)さんは元男性の性同一性障害です。

ホームステイ先のフランス人女性の言葉がきっかけとなり、女性になることを決意。2006年に性適合手術を受けて、戸籍上も女性となりました。

青山学院大学文学部フランス文学科卒業、芸能界入りしてからはファッションモデル・タレントして活躍。

2008年に著書『わたし、男子校出身です』を出版。性同一性障害に苦しんだ半生について書かれています。

最近ではテレビゲーム関連やインターネット上でのお仕事が多く、ゲーマーなど男女問わず人気ですね。

 

上川あや

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画像出典元:日本記者クラブ JapanNationalPressClub (JNPC)

 

上川あやさんは元男性の性同一性障害です。東京都世田谷区議会議員で、日本で初めて性同一性障害であることを公表し当選した人です。

男性として生まれ、心と体の不一致に苦しんだそうです。

性同一性障害特例法を成立させるため精力的に活動し、2004年に世田谷区の行政文書から性別欄をなくしています。

2017年、LGBT自治体議員連盟設立。現在に至るまで性的少数者を支援する活動を多く行っています。

 

虎井まさ衛

toraimasae

画像出典元:READYFOR

 

井まさ衛さんは女性として生まれ、「自分は男性である」と思い悩んでいた性同一性障害者で、現在は作家として活動されています。

カルーセル真紀さんが性適合手術を受けたことをニュースで知り、虎井さんも手術を受ける決意をしたそうです。

その後渡米し性適合手術を受け、2004年に戸籍変更、男性となりました。

テレビドラマ『3年B組金八先生』第6シーズンでは、上戸彩さん演じる性同一性障害に苦しむ女子生徒が登場しましたが、これは虎井まさ衛さんのお話がモデルと言われています。

 

杉山文野

画像出典元:講演依頼.com (kouenirai.com)

 

杉山文野さんは元女性の性同一性障害で、トランスジェンダー活動家です。そして元日本女子フェンシング代表。

小さいころから女の子らしい服を着るのが嫌でしたが、誰にも相談できず苦しんでいたそうです。

そうした自分の経験を記した著書『ダブルハッピネス』は話題になり、国内のみならず韓国でも翻訳され書籍化されました。

2018年に女性パートナーが娘を出産したと公表しています。(ゲイの親友から精子提供を受けたとのこと)

 




西原さつき

 

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モデル、女優、声優と幅広く活動している 西原さつきさんは、元男性の性同一性障害です。

上戸彩さんが出演した「3年B組金八先生」を見て、自分が性同一性障害であると自覚したそうです。そして26歳の時に性適合手術を受けています。

芸能界入りしてからは、NHKドラマ『女子的生活』の志尊淳さん、映画『ミッドナイトスワン』主演草彅剛さんにジェンダー指導を行うなど、トランスジェンダー指導を担当することも多いようです。

そのほか、男性の女性化を支援する目的で『乙女塾』を設立するなど、性的マイノリティーに配慮した活動に取り組まれています。

 

カルメン・カレラ

画像出典元:genxy-net.com

 

トップトランスジェンダーモデルとして知られるカルメン・カレラさん。

アメリカの人気番組『ル・ポールのドラァグ・レース』に出演し、一気に話題の人となりました。

「美しすぎるトランスジェンダーモデル」として、ヴィクトリア・シークレットへモデル起用するよう署名運動が起こったこともあります。

幼いころは同姓を好きな「ゲイ」でしたが、次第に女性でありたいという願いが強くなり、性転換手術を受けるに至ったそうです。

 

ラバーン・コックス

画像出典元:cosmopolitan.com

 

Netflix『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』で知られるアメリカの女優、ラバーン・コックスさん。

彼女もまた性適合手術を受けた性同一性障害者の一人です。

幼少期にはイジメにあい、自殺を考えたこともあるなど、壮絶な人生を歩んできたラバーンさんですが、

トランスジェンダーとして、はじめてテレビ界のアカデミー賞と言われる「プライムタイム・エミー賞」にノミネートされ、一躍有名女優となりました。

LGBTを擁護する活動をしており、世界でも称賛されるトランスジェンダーです。

 

ジェイミー・クレイトン

画像出典元:celebskart.com

 

Netflixオリジナルシリーズ『Sense8』に出演しているジェイミー・クレイトンさん。トランスジェンダーの女優兼モデルとして活躍しています。

あのキアヌ・リーブスさんとも付き合っているのでは?という噂もありましたが、真相はわかりません。

 




性同一性障害の治療方法

画像出典元:pixabay.com

 

治療方法には主に2つあります。

  • 手術(性適合手術)
  • ホルモン療法

どちらとも身体的変化に加え、精神状況にも影響を及ぼします。そのため、治療を受ける本人はもちろん、ご家族や周囲の人の考え、社会的背景も考慮する必要があります。

ホルモン療法では、男性から女性になりたい人には女性ホルモンを、女性から男性になりたい場合には男性ホルモンを投与します。ホルモン投与治療をすることによって、体が男らしく・女性らしく変化していきます。

手術では、睾丸摘出術・造膣術・乳房摘出術・陰茎形成術など外科的治療を行います。

誰でも手術は受けようと思えば受けれますが、保険を適用させるとなれば、二人の精神科医から性同一性障害の診断を受けることが必要となります。

 

性同一性障害の辛さ

画像出典元:pixabay.com

 

性同一性障害には、普通の人にはなかなか理解できない苦しみがあります。いくつか見ていきましょう。

 

成長してくるにつれ、顕著になる身体の性差に苦痛を感じる

 

成長期になると、男性では声が太くなり筋肉質になっていき、女性では乳房が大きくなり体が丸みを帯びていきます。自分が認識する性と、次第にかけ離れていく体に苦痛を感じるようになるのです。

そのため、FtM(女性から男性)の人は膨らんだ胸をさらしで巻いてたり、髪を短髪にするなどして、女性であることを拒絶する行動をとります。

 

社会では、体の性別での生き方を強制される

 

最近では性的マイノリティーに対する認識が、世界でも広がりつつあります。ですが社会に出ると、まだ好奇の目で見られることも多いのではないでしょうか。

特に、学校や職場では体の性別に合った行動を要求されます。

  • 男性としてズボンをはきたいが、体の性別は女性なので制服としてスカートを着用
  • 自認識としては女性なのに、男性のロッカー・トイレの使用しなくてはいけない  など

LGBTに配慮した会社や公的機関も増えてきてはいますが、まだまだ問題は山積みの状態です。

 

精神疾患を発症

 

こうした強いストレスを受けることで、うつ病など精神疾患を発症してしまう性同一性障害の人も少なくありません。

苦痛から逃れようと自殺を図る場合もあります。

防ぐには早期の精神的サポートが必要となるのですが、なかなか自分が「LGBTである」とは言い出せず、苦痛をため込んでしまっている人が多いのも現状です。

 

まとめ

 

ここまで性同一性障害の概要、性同一性障害・トランスジェンダーを公表している芸能人について説明してきました。

性同一性障害について普通の人が、その苦しみを理解するのは、なかなか難しいことかもしれません。

ですが今回の記事で、少しでも性同一性障害・LGBT・トランスジェンダーのことをわかっていただけたら嬉しく思います。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

 




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