新たな事業を展開しようと、会社経営しようとする人はいるでしょう。芸能人でも自分のスキルを活かして事業を展開したいと考える人もいます。
ですが、実際に事業を展開しようと始めてみたものの、失敗に終わってしまった芸能人も少なくありません。
今回は実は事業や起業に失敗してしまった経験を持つ芸能人について紹介します。
どの芸能人も有名人ばかりですので、思わずマジで!?と驚くこと間違いなしですよ。
それでは見ていきましょう!
事業・起業に失敗してしまった女性芸能人!6人
芸能人でも自分の可能性をかけて新たに事業を展開しようとする人は多いですよね。
しかし、新たに展開した事業が思うようにいかず、失敗に終わってしまうことも少なくありません。
事業が失敗すると多額の借金を抱える羽目になってしまうことも・・・。
まずは事業や起業をしたけど、あえなく失敗に終わってしまった女性芸能人について紹介します。
事業に失敗したことで有名な人もいれば、実は事業に失敗していた意外な芸能人もいますので、最後までご覧頂ければと思います。
佐々木希
画像出典元:モデルプレス
モデルや女優など、芸能界で幅広く活動している佐々木希さん。
2010年、長年の夢であったブランドを立ち上げました。名前は「Cotton Cloud」でデザイナーとして活動を始めます。
しかし、わずか2年で休業状態に。
元々モデルや女優の仕事で多忙だった佐々木希さんは、本来の女優としてのお仕事とデザイナーとしてのお仕事の両立が厳しくなったようです。
わずか2年で事業が失敗、これも何かの勉強になるかと思いますが、あまりの速さに驚くばかりですね。
理由は仕事の両立ができなくなっていったとなっていますが、世間の声は厳しかったようです。
単純に売れなかったからじゃないの?
正直どれも高すぎたし、佐々木希しか似合わないような服ばかり
正直に“失敗した”って言えばよかったのでは?
引用元:excite
好きな服を自分の好きなようにデザインするのはいいですが、それはどちらかといえば自分のことしか考えていないように思います。
佐々木希さんが着ているような服は、かわいい服が多いイメージですよね。
さらに芸能人ということもあり、手に取る服は高価なものばかりでしょう。
一般のお客様のためを思うなら、どの世代でも手に取ってもらえるようなデザインの方がいいでしょうし、値段も考えなければいけないような気がします。
佐々木希さん本人は仕事との両立が難しくなったと語っていますが、自分好みの服でしかなかったように思いますし世間の声も納得しちゃいますね。
紗栄子
画像引用元:週刊女性prime
モデルや女優としての傍ら、ファッション通販年商数億円を手に入れている実業家としての顔も持っている紗栄子さん。
野球選手であるダルビッシュ有選手と結婚した人と覚えている人もいるのではないでしょうか。
一見成功者のように思いますが、実は裏で事業に失敗しているんです。
2008年、ファッションブランド「Pepii.Kitty(ペピィキティ)」を始動させました。
これは紗栄子さんの父親が経営するアパレルショップを通じて洋服を販売するという形をとっていたようです。
しかし、洋服のアイテムの一部が他のブランドの物と全く同じなのではないかという指摘を受けたのです。
他のブランドと類似していたことについて謝罪はなく、その後経営が傾き始め2年で閉店することになりました。
その後もプロデューサーとしてブランドを展開していましたが、こちらもわずか1年で契約期間が終了することとなります。
成功している様に見えて、実はその裏で事業が失敗続きの日々もあったんですね。
梨花
画像引用元:まいじつ
モデルやタレントとして活躍する梨花さんですが、実は事業に失敗した1人でした。
2012年4月、自身がプロデュースした初のセレクトショップ「MAISON DE REEFUR」(メゾン・ド・リーファー)。
1号店をオープンしたのは代官山で、かわいい洋服が売りのお店でした。
ブランド名にあるREEFURは中国語で「梨花」という意味があるそうです。
このような思いもあって、思い入れの強いショップだったと思うのですが、2019年3月をもって全店舗閉店することになりました。
辞めることになった理由について、「かわいい」よりも「美しい」方へ興味が引かれていった、せっかく始めたビジネスだが自分の力不足だったと言っています。
ブランドを立ち上げたまではよかったものの、立ち上げてから方向性が変わっていったのかもしれませんね。
たとえ自分の力不足だったとしても、一般人からの声は厳しかったようです。
経営が破綻してたんでしょ
本当にそれだけで店をたたむのか?
もし本当だとしたら従業員がかわいそう
引用元:excite
確かに、自分のわがままだけで店を閉められたら従業員がかわいそうですよね。
方向転換はいくらでもできたはずなのに失敗に終わらせるのは、少々もったいない気もしました。
篠田麻里子
元AKB48として活動し、まりこ様の相性で親しまれていたため知っている人も多いと思います。
篠田麻里子さんは、実はAKB48に加入する前から夢だったと言うファッションブランド「ricori」をプロデュース。
新宿に1号店をオープンしたのち、全国に向けてさらに4店舗オープンさせました。
順風満帆に見えていた事業展開でしたが、2年で廃業となってしまったのです。
理由は一般市民からの不評が相次ぎ、販売元は自己破産に陥り、さらには製造メーカーの負債は億単位にも上りました。
タイツを4,000円で販売していたり、何かと値段が高すぎたのが原因だったようです。
1足4,000円するタイツなんて誰も買おうとしませんよね。
しかもリボンが3つついただけのタイツだったようでネット上では散々叩かれていました。
ダサい
ぼったくり
引用元:女子spa
芸能人は普段から高い商品を身につけているせいか、値段設定がわからなくなるのでしょうか。
タイツはいくら高級でも破れてしまったら終わりです。
叩かれるのは目に見えていますね。
スザンヌ
画像引用元:デイリースポーツ
おバカキャラとしてヘキサゴンでブレイクし、一躍有名になったスザンヌさん。
野球選手の斉藤投手と結婚し、離婚も経験したことがあるため、スザンヌさんの知名度はさらに増したことでしょう。
斉藤投手と離婚したあとに、地元の福岡で飲食業をスタートさせました。
ファッションブランドを立ち上げる有名人も多いですが、同時に飲食業を始める芸能人も後を絶ちません。
しかし、せっかく始めた飲食業でしたが、たったの3ヵ月で閉店することになってしまったのです。
なぜこんなにも速いスピードで閉店することになってしまったのか、その閉店理由について番組でこう語っていました。
お金の計算ができないまま始めたので、3カ月くらいでガタガタになって……
引用元:女子spa
元々おバカキャラとして芸能界で有名になっていましたが、計算ができないことを話しているあたりをみると、生粋のおバカはキャラではなかったのかもしれませんね。
石川さゆり
画像引用元:朝日新聞デジタル
演歌歌手の大御所といえば、石川さゆりさんと答える人もいるでしょう。
紅白歌合戦でも常連ですよね。
そんな石川さゆりさんですが、過去に経営破綻していたんです。
この事実に驚いている人も多いのではないでしょうか。
1998年、「カミパレス」という名前でカラオケボックスを知人と経営していました。
国民銀行の融資の元で30店舗まで広げていました。
しかしのちに経営破綻していることが発覚し、経営から退くことになります。
ただ退くだけでは話は終わらず、整理回収機構が石川さゆりさんに10億円の賠償金を支払うように命じました。
東京地方裁判所でも争われたようで、この事件にも等しい出来事は決着までにかなりの時間がかかったといいます。
億単位の額が出てくると、何も言葉が出てきませんね。
事業・起業に失敗してしまった男性編!9人
画像引用元:東洋経済オンライン
これまで事業や起業に失敗してしまった女性芸能人を紹介してきましたが、ここからは男性芸能人を紹介していきます。
大物有名人から野球選手まで幅広い芸能人の方が事業や起業に失敗したようです。
こちらも有名な芸能人ばかりですので、マジ!?と驚くこと間違いなしですよ。
藤田まこと
画像引用元:スポニチ
必殺仕事人シリーズで知った方も多いでしょう。昭和の名俳優ですね。
藤田まことさんご自身が事業に失敗したわけではなく、藤田まことさんの妻が事業に失敗してしまったのです。
飲食店やブティック、京都には高級レストランまで幅広く経営されていました。
さらに経営だけではなく、豪邸も建設したそうですよ。
藤田まことさんは役者として活躍し、絶頂期に見えましたが、そんな時に訪れたのが「バブル崩壊」でした。
バブルがはじけたことにより、藤田まことさんの妻は経営に行き詰っていきました。
そのため借金をかかえてしまいますが、その額なんと30億円!!
自己破産をすればよかったものの、藤田まことさんにはその選択肢はなかったようです。
自己破産を選ぶことはせず、藤田まことさんが亡くなるまで借金返済をしていました。
確かにバブルがはじけるまでは、景気も良く経営もうまくいっていたのでしょうが、バブルがはじけると今までの生活にも支障をきたすことになったんですね。
バブル時代を生き抜いてきた人には、この気持ちがわかるのではないでしょうか。
元木大介
画像引用元:スポニチ
元読売ジャイアンツとして野球に人生をかけたといってもいい元木大介さん。プロ引退後はコーチとして選手を育てていました。
コーチをする前は、バラエティ番組に出演していたため、タレントの人?と思った方もいるのではないでしょうか。
タレントとしてバラエティ番組に出演すると、野球界とは違い知名度も上がります。
その知名度を活かして、2010年にラーメン店をオープンさせました。
2店舗目を出すまではよかったのですが、わずか半年で閉店することになりました。
ちゃんとした理由は語っていなかったものの、そもそもラーメン店を始めようと思ったきっかけが、「食器の種類が少ないから楽そうだと思った」とのこと。
そのため食器以外のことは頭になかったのでしょう。
ラーメン店を出すお店の場所や開店準備、従業員の対応などすべてが計画なしという有様です。
ちゃんとした理由を語っていなくてもどうして閉店することになったのかは察しがつきますね。
経営するということは、自分がオーナーになって第一線で物事をみなければいけません。
お店の雰囲気はどうするか、従業員はどのくらい必要か、店舗を出す場所はどこがいいかなどラーメンの味はもちろん大事ですが、その他の細かな気配りや配慮も大事になりますよね。
ヒロミ
画像引用元:Yahoo!ニュース
タレントとして数々のバラエティに出演しているヒロミさんを知らない人はいないのではないでしょうか。
タレントである一方「ハチオウジ工務店」を営んでいることも有名ですよね。
二足のわらじとなっていますが、実は「ハチオウジ工務店」を経営する裏で、失敗してしまった事業が存在しました。
ゴルフのジム練習場を営んでいました。ゴルフを学べるジムがあるなんて素敵と思う人も多いかもしれませんが、うまくいかなかったようです。
事業に失敗した理由について、ヒロミさんはこんなことを語っていました。
ゴルフを教わる人たちって、そこそこの人たちなんだよね。それで教える人もうまい訳じゃん。そうするとレッスン場じゃなくて、『個人的に教えてくれ』ってゴルフ場に行き始めちゃう
引用元:excite
確かに、ゴルフ未経験はあまり聞きませんよね。
ジムはみんなでするもので、個人対個人はジムではありません。
ある程度うまくなってきたら、ゴルフ場へ直接行く人が増えてくるので事業失敗も納得がいきます。
ほんこん
画像引用元:サンスポ
お笑いタレントとして活躍しているほんこんさん。事業に失敗したのが焼き肉店でしたが、実は数々の副業を行っているんです。
お好み焼き屋、たこ焼き屋、花屋などジャンルを問わず、副業をしています。
中でも事業が失敗に終わってしまったのが、先ほども記載した焼き肉屋です。
焼き肉屋は知り合いの人と始めたもので、ほんこんさんの知り合いが店長を務めることになりました。
最初こそ売り上げがよかったものの、3ヵ月目からは売り上げが伸び悩むことになります。
売り上げがいいとほんこんさんにも収入が入っていましたが、3ヵ月目からは収入がゼロの状態に。
原因を調べてみると、なんと料理長が20万円着服していたことがわかりました。
料理長が着服していただけではなく、一緒に店を始めた知り合いもまた、レジから毎月1万円を着服していたそうです。
そのため様々な支払いも遅れる羽目になったそうです。
ほんこんさんは事業に失敗したといっていましたが、むしろ被害者なのではないかと思います。
被害総額は数千万円にものぼりましたが、開店時一緒に店を始めた知り合いや料理長は行方不明になったとのことです。
この話を聞くと、ほんこんさんがかなりかわいそうですよね。
事業に失敗はしたものの、経験にはなったのではないでしょうか。
石井竜也
画像引用元:スポニチ
名前だけ聞くと誰だろう?と思う人も多いかと思いますが、石井竜也さんは米米CLUBで活動していました。
米米CLUBは1度解散してしまいまいますが、その解散前後に映画監督に挑戦しています。
石井竜也さんは映画監督になったものの、自分が監督をしている映画が次々と不発に終わるという悲しい結果になります。
借金まで抱えてしまい、実際に自○未遂までしたこともあるそうです。
人間不信になり何もかも嫌になった時に、お父さんの言葉で救われたそうです。
自分のやってきたものを信じなさい。人を恨んだり憎んだりして作った作品なんてお父さんは見たくない。
この言葉をきっかけに、米米CLUBは再結成しツアーも行うようになりました。
やはり見ている人はちゃんと自分のやってきたことを見てくれているんですね。
その人からもらえる言葉の重さは大きいものですし、自分を変えてくれたとなると大きな存在にもなりますからね。
加山雄三
画像引用元:Abema
俳優や歌手、タレントなどマルチに活動している加山雄三さんですが、事業に失敗し借金を背負うまでになっていた時期がありました。
最初に借金を背負うことになった原因は、ホテルの倒産でした。
これは加山雄三さんの叔父が社長を務めていたホテルで、加山雄三さんは経営に関しては一切関与していませんでした。
直接かかわりはないものの、名義上は加山雄三さんも入っていたため、結果的に間接的に関わっていたことになります。
ホテルと同様に事業に失敗したのがスキー場です。
こちらは加山雄三さんが経営していました。
新潟にあるスキー場で、多くの芸能人やプロ野球選手などにも愛されていました、これならいけると思った加山雄三さんは、次なる場所へスキー場の経営を目論んでいたようですが、失敗に終わりました。
その際の負債総額は約2億円。
額の大きさに驚くばかりですね。
芸能界の大御所でもこんな過去があったとは驚きです。何でもかんでもうまくはいかないんですね。
さだまさし
画像引用元:Yahoo!ニュース
さだまさしさんの歌声が好きな人は多いと思います。透き通った声の持ち主できれいですよね。
そんなさだまさしさんは28歳の頃、35億円の借金を抱えることになりました。
さだまさしさんは借金を抱える前、シングルやアルバムでかなりの印税を得ました。
シングルとアルバムを合わせて650万枚売り上げていたので、かなりの印税が手に入ったのでしょう。
そこでその印税を元に、映画製作をしたのです。
「長江」がその映画のタイトルで、中国を舞台にしたドキュメンタリー映画でした。
映画がヒットしなかったわけではありません。さだまさしさんが制作した映画とあってそれなりにヒットしたようです。
原因は映画製作にかかった費用が思いのほか高すぎたことです。
機材や人件費など、費用が重なってしまったのです。
これだけ費用が膨れ上がってしまうと、たとえ映画がヒットしたとしてもお金がプラスになることはありませんよね。
さだまさしさんは28歳の若さで借金35億円を背負うことになってしまいました。
花田虎上
画像引用元:デイリースポーツ
元横綱の若乃花として活躍していた花田虎上さんですが、実は事業に失敗しています。
相撲が好きな人は、まさか花田虎上さんが事業を始めて、失敗していたなんて…と驚いたことでしょう。
2002年にドリームアークを設立し、自身が代表取締役社長に就任しました。
「ちゃんこダイニング若」という名前でお店を経営し、看板メニューは「塩ちゃんこ」でした。
国内には28店舗、韓国に1店舗を展開し商売繁盛に見えましたが、実際はそうではありませんでした。
2010年には負債総額4億円を超えており、東京地方裁判所に自己破産を申請します。
事業が失敗に終わった原因は、客の足が減り、業績が思うようにいかなくなったとされています。
最初は新しい店があると、お客さんも興味を示して食べに行こうと思いますが、新メニューがない状態が続くといずれ飽きられてしまうのは目に見えていますよね。
テレビにも積極的に登場していただけに、お店を畳むことになってしまったのは残念ですね。
小林旭
画像引用元:タワーレコードオンライン
最近はあまりテレビで見なくなりましたが、俳優や歌手として活動していました。
数々のドラマや映画に出演していた人が事業に失敗していたんです。
自身もゴルフが好きだったこともあり、ゴルフ場を開発するために土地を入手しましたが、第一次オイルショックがやってきます。
第一次オイルショックの影響で日本の経済は一時停滞状態に陥り、当然融資もストップせざるを得ませんでした。
第一次オイルショック後、小林旭さんが入手した土地をゴルフ場開発のため工事していましたが、そこで横穴式の住居の跡地が発見されてしまいます。
この状態では公示することはできず、新しい土地を増やすように言われてしまいました。
工事中に横穴式住居が発見されるなんて、そんな偶然もあるんですね。
そしてさらに追い打ちをかけたのが、第二次オイルショックでした。
不運に不運が重なり、結局ゴルフ場開発は失敗に終わりました。
その時の負債総額は14億にも上ったそうです。
14億なんて一生かけても返せなさそうな金額ですね。
小林旭さんのお子さんや奥さんは、弁護士により借金取りからかくまってもらったそうですよ。
事業に失敗した芸能人まとめ
ここまで「事業や起業に失敗した芸能人」について紹介してきましたが、成功している人もいるのに、どうして事業や起業に失敗する人がいるのか、筆者が思ったことをまとめたいと思います。
事業や起業に失敗している芸能人は、自分のことだけを見ている様に思います。
もちろん、何か新しいことに挑戦することはいいことかもしれませんが、周りを見たほうがいいのかもしれません。
新たな事業を展開するのであれば、一人では到底できないことだと思っています。
店を出す場所はどうするか、従業員は何人雇うか、経営はどうやって回していくのかなど考えなければいけないことは山のようにあるんですね。
さらに一般の人に商品を提供するのであれば、価格も重要になってきます。
あまりにも高すぎる商品を提供していては、誰も買ってくれません。
事業に失敗している芸能人は、せっかくそれまでのファンがついてくれているのに損をしているとしか言えないと思い、どこか残念な気持ちになります。
このように感じました。最後まで読んでいただきありがとうございました。