NHK連続テレビ小説、朝ドラ。毎朝15分ずつ放送される、一日の始まりともいえる番組です。
朝ドラでは、フレッシュな若手女優がヒロインとして活躍しています。知名度の低い、駆け出しの女優にとっては、活躍のきっかけになる、チャンスの場でもあるでしょう。
そんな活躍のチャンスであるはずのヒロインですが、残念ながらブレイクしなかった女優もいるのだとか。
ここでは、朝ドラでいまいちブレイクしなかった女優について、紹介していきます。
朝ドラでいまいちブレイクしなかった女優!23人
さっそく、朝ドラでいまいちブレイクしなかった女優について、紹介していきます。
どのような朝ドラに出演していたのか、いまいちブレイクしなかったことに関しても、触れていきましょう。
葵わかな
葵わかなさんは、2017年に放送された、『わろてんか』のヒロインを務めました。
『わろてんか』のあらすじ
明治後期に生まれた、いつも笑顔なヒロイン・てん(葵さん)は、周りの人にも笑いを振りまいてきました。
面白い芸で、人を笑わせる男性と結婚。夫婦で寄席経営をはじめた、日本初の人に笑いを与えるビジネスをした女性として成長していきます。
戦争も乗り越えて、人々に笑いを届け続けました。
葵さんは、ヒロインを務めた後でも、そこまで目立った活躍はできていません。
映画『青夏』でのヒロインや、舞台女優としての活躍はあるものの、華やかな活躍とはいえないのかもしれません。テレビへの出演はあまりないため、余計にいまいちに感じるのでしょう。
また、葵さんの素朴な顔立ちが、これから活躍するであろう若々しさを感じさせないとも、いわれています。フレッシュな印象がないため、羽ばたくイメージがないのでしょう。
ヒロインの相手役を務めた松坂桃李さんも、年上だったため、葵さんの若々しさを感じさせなかったのかもしれません。
朝ドラの勢いに乗った、活躍はできませんでしたが、葵さんは舞台を中心に、女優として活躍をしているようです。
夏菜
夏菜さんは、2012年に放送された、『純と愛』のヒロインを務めました。
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『純と愛』のあらすじ
:ヒロイン狩野純(夏菜さん)は、正義感が強く、お節介で熱い女性。
ある日、自身の人生を悲観する愛という男性とであいます。なんと、その男性は、人の本音が見えてしまい、苦しんできたが、裏表のない純は、裏の顔が見えなかったのだとか。
そんな純と愛のラブストーリーと、人の喜ぶ顔がみたいと、奮闘する姿が描かれています。
『純と愛』は、ヒロインの相手役が特殊な能力をもつ、新しい朝ドラともいえるでしょう。
毎回楽しみで、期待していたのですが、物語の最後が納得できるものではありませんでした。ある意味、現実的ではあったのですが、ドラマとしては納得がいかないでしょう。
終わり良ければ総て良しということわざの逆になってしまいました。
朝ドラの印象がいまいちであったため、夏菜さんの勢いにもならなかったのでしょう。朝ドラ出演後も、いまいちブレイクできませんでした。
チャンスの場であったはずなのに、もったいないですね。
その後、夏菜さんは、朝ドラの印象がほとんどないものの、女優として活躍をしています。
残念ながら、朝ドラは活躍のきっかけになりませんでしたが、夏奈さん自身の力で、活躍につなげているのでしょう。
比嘉愛未
比嘉愛未さんは、2007年に放送された、『どんど晴れ』でヒロインを務めました。
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『どんど晴れ』のあらすじ
:ケーキ店で修業をしている浅倉夏美(比嘉さん)は、婚約者から、突然実家の旅館を継ぐことを伝えられます。
そこから、婚約者の実家である旅館で、女将としての修行が始まり、伝統や格式に奮闘しながら、一人前の女将として成長していく物語。
おもてなしの心を学び、おもてなしを追求していくヒロインの姿は、いつしか旅館に現れた座敷童のような、旅館に欠かせない存在となるのだとか。
朝ドラ自体は、日本の伝統的なおもてなしについて考えさせられる、話題作でした。
しかし、朝ドラをきっかけに、比嘉さんがそこまでブレイクすることはありませんでした。
相手役を務めた、内田朝陽さんも、あまりブレイクしていないことから、『どんど晴れ』の物語自体の評判と、登場人物の評判との乖離がわかるでしょう。
また、比嘉さんは、朝ドラに出演した時が、初めての女優としての仕事だったとのこと。
そのために、なかなかブレイクにつながらなかったことも考えられます。1年で芽が出なかったら、地元に帰ることも考えていたのだとか。
その後、比嘉さんは、『コード・ブルー‐ドクターヘリ緊急救命‐』や『マルモのおきて』など、話題作に出演し、注目を集めます。
その成果が、人気につながり、現在は様々な作品で、女優として活躍をしていますね。
『どんど晴れ』の舞台であった岩手県の復興支援のために、放送から4年経ってから、スペシャルドラマを撮影したことも、話題となりましたね。
それから、比嘉さんは、2019年に放送された、『なつぞら』という朝ドラに再び出演し、話題となりました。
朝ドラに出演した当時は、演技経験もなく、いまいちブレイクできなかった比嘉さん。その後の努力と、話題作への出演から、現在の活躍につながっているのでしょう。
瀧本美織
瀧本美織さんは、2010年に放送された、『てっぱん』でヒロインを務めました。
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『てっぱん』のあらすじ
:村上あかり(瀧本さん)は、思い込んだら貫く、まっすぐで男勝りな女の子。
母のお好み焼きと、トランペットが大好きです。祖母から、自分は養女であることをしらされますが、落ち込みません。
強い心で、大阪でお好み焼き屋さんを始めます。あかりは、生みの母から受け継いだ音楽の力と、育ての母から受け継いだお好み焼きの味で、自分の人生を切り開いていく姿に注目です。
瀧本さんは、映画『彼岸島』で女優デビューし、ドラマ出演1作目が朝ドラで、期待の新人といわれていました。
期待通り、朝ドラ出演後も、韓国ドラマの日本版である『美男ですね』や、『GTO』など数々の話題作で、活躍。
しかし、そこから数年で、瀧本さんはドラマにめっきり出演しなくなりました。
ドラマ共演者との熱愛疑惑など、様々な憶測がされていましたね。テレビに出演しなくなったことで、朝ドラ後の活躍がいまいちだと感じられるのでしょう。
実際は、舞台や声優といった、テレビ以外の仕事に注力した結果といわれています。テレビでほとんど姿をみなくなったことが、嫌な意味で話題となったのでしょう。
現在の瀧本さんは、女優として、『ドクターホワイト』などのドラマや、舞台に出演したり、アニメや海外作品の吹き替えといった声優を担当したりと、多方面での活躍をしています。
清原果耶
清原果耶さんは、2021年に放送された、『おかえりモネ』でヒロインを務めました。
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『おかえりモネ』のあらすじ
:永浦百音(清原さん)は、宮城県気仙沼市にある自然豊かな島で育ちます。
高校卒業後、島を離れ、本土で働き始めた百音は、東京から来た気象予報士の発言と、天気を知ることで誰かの役に立てるという思いから、気象予報士を目指します。
難関資格に合格した後、東京で働き始めるが、震災で感じた、地元のために何かできることはないかと考え、地元で活動をはじめます。
東京と宮城県という遠距離恋愛と、天気を通じて地元に貢献したいという思いとの間で、葛藤もありましたが、自身の夢をかなえようとする姿が印象的ですね。
海のことも山のことも知っているなら、空のことも知るといい、全てはつながっているから。
清原さんは、実は、朝ドラ出演3作品目でヒロインを務めています。
1作目、『あさが来た』での、ふゆという若い女中役で、女優デビューを果たします。
続いて、『なつぞら』で千遥という、ヒロインの生き別れの妹役を演じ、話題となりました。キャストの発表もサプライズで、より話題となりましたね。
また、『精霊の守り人』で、若いころの主人公を演じ、『透明なゆりかご』では、主人公の看護助手を演じたことでも話題となりました。
清原さんの活躍は、NHK以外でも見られるでしょう。
『ちはやふる‐結び‐』や『3月のライオン』、『俺の話は長い』など、数々の話題作に出演してきました。大活躍している女優ですね。
このような活躍をしてきた清原さんが、ついに朝ドラのヒロインに選ばれた、となれば期待はかなり大きくなるでしょう。朝ドラでさらに勢いをつけて、羽ばたくと誰もが考えていました。
しかし、朝ドラ出演後も、あまり話題にはなっていません。
まだ放送から時間がたっていないことも考えられますが、それまでの活躍を考えると、朝ドラの勢いは感じられず、いまいちブレイクしていないと感じるのでしょう。
清原さんは、『護られなかった者たちへ』に出演し、毎日映画コンクールで助演女優賞を獲得。
『ファイトソング』というドラマの主人公に抜擢されているため、今後の飛躍に注目ですね。
芳根京子
芳根京子さんは、2016年に放送された、『べっぴんさん』でヒロインを務めました。
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『べっぴんさん』のあらすじ
:裕福な家で幸せな生活をしている坂東すみれ(芳根さん)。刺繡や縫物が好きで、集中力が高く、没頭すると周りが見えなくなることもしばしば。決めたことは曲げない、頑固な部分もあるのだとか。
戦時中に、結婚し、夫が出征中に出産します。
戦後、実家も財産も失いますが、得意の洋裁を活かし、生計を図ることに。ほどなくして、学生時代からの親友を集めて、子供服専門店を始めると、店は大ヒットしていくことに。
子供服専門店ではりきる、女性たちの楽しさと、服を手にした子供たちの幸せそうな姿に胸が打たれます。時が流れ、成長した子供の行方や、その後のヒロインたちの活動にも注目でしょう。
芳根さんは、『べっぴんさん』に出演する以前に、『花子とアン』で、ヒロインの親友の娘役で朝ドラに出演してました。
そこから、2年ほどで、朝ドラのヒロインを務めたということですね。
朝ドラ出演後、芳根さんはいまいちブレイクしていませんでした。
『べっぴんさん』は、芳根さんを含めた4人で子供服専門店を経営していくのですが、ヒロインである芳根さんに注目が集まるものの、他の3人にも、注目が分散してしまったのかもしれません。
また、芳根さんの演じた役が、芳根さんのそのまますぎる役に感じたことで、あまり演技がうまく感じなかったのだとか。
その後、あまり朝ドラの勢いは感じさせず、スローペースで、芳根さんは活躍をしていきます。
『小さな巨人』への出演、ドラマ版の『海月姫』や『心が叫びたがっているんだ』で主役を演じ、話題となったとのこと。
話題をそのままに、『累』や『ファースト・ラブ』、『君と世界が終わる日に』など、話題作に出演し続けます。芳根さんの狂気的な役を演じる姿から、芳根さんの演技力に注目が集まったのだとか。
朝ドラによる勢いは感じられなくとも、話題作にたびたび出演しているほど、芳根さんは活躍しています。独特な役を演じ切る姿勢が、活躍につながっているのでしょう。
能年玲奈
能年玲奈さんは、2013年に放送された、『あまちゃん』でヒロインを務めました。
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『あまちゃん』のあらすじ
:いつも隅にで、ひきこもって生活してきたアキ(能年さん)は、休みに母の故郷である岩手県北三陸にやってきます。
そこでは、祖母が海女として、ウニを捕まえていました。アキは、その姿に感動し、海女を目指して、毎日海に向かいます。
東京にいたころは無表情だったアキが、北三陸では明るくにこやかな表情をしています。休みが終わり、東京に帰ろうとしましたが、母の許しで、そのまま北三陸に残ることに。
アキはアイドルに憧れて、海女とアイドルの間で揺れ動くこともありますが、アキの姿は、後に北三陸の復興のシンボルとなっていきます。
能年さんの「じぇじぇじぇ」というセリフが流行語となるなど、『あまちゃん』はかなり話題作となったのだとか。
能年さんは、朝ドラをきっかけに大ブレイクすると思われていました。
しかし、直後の事務所とのトラブルで、能年さんは表舞台から干されることとなってしまいます。
ほとぼりが冷める頃、能年さんは、創作やアーティストとしての活動を始めたのだとか。アニメ映画の『この世界の片隅に』で主人公の声優を務め、映画のヒットとともに、話題を集めました。
また、複数のCMへの出演も果たし、困難といわれてきた、女優としての復帰を徐々に達成しているのでしょう。
今後の能年さんの活躍に注目が集まるかもしれません。
『あまちゃん』によって、ブレイクする可能性が高かった能年さんですが、自身の問題でそのチャンスを逃す結果となってしまいました。
その結果、朝ドラに出演しても、いまいちブレイクできなかった女優といわれてしまうのでしょう。もったいないですね。
橋本愛
橋本愛さんは、2013年に放送された『あまちゃん』で、ヒロインの友人の役を務めました。
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『あまちゃん』のあらすじに関しては、先述した能年玲奈さんの部分を参照してください。
ヒロイン・アキの同級生、ユイ(橋本さん)は、アイドルを目指していました。元気で笑顔を振りまくユイでしたが、東京でアイドルになるという夢に挫折します。
さらに、母の失踪、父の介護を抱え、ヤンキーとして荒れた生活をすることになるのだとか。後にアキとユイは「潮騒のメモリーズ」として、復興のシンボルとなっていきます。
ヒロインのアキが変わらず元気な反面で、ユイは状況が感情がころころと変化するところが、魅力とのこと。
橋本さんは、特に問題は起こしていませんが、朝ドラに出演するも、いまいちブレイクできませんでした。
やはり、ヒロインである能年さんに注目が集まったためでしょう。橋本さんの活躍のきっかけにはなりませんでした。
当時の橋本さんは、演技に対する気持ちが薄く、自身でもよく乗り越えられたなと感じるほどだったのだとか。
その姿勢が、朝ドラへの出演や、他の作品への出演から、徐々に変化していって、現在の橋本さんにつながっているのですね。
現在の橋本さんは、『青天を衝け』などの大河ドラマをはじめ、様々な作品に出演してます。
ブレイクのきっかけは朝ドラではありませんでしたが、その後の女優としての気持ちの変化が、橋本さんの活躍の糧となっているのでしょう。
優希美青
優希美青さんは、2013年に放送された『あまちゃん』、2014年に放送された『マッサン』に出演していました。
『あまちゃん』では、ヒロイン・アキが所属するアイドルグループの最年少メンバーを演じています。
東北出身の設定で、震災後も心配される役でしたが、実際に東北の方からも支持を得たのだとか。
『マッサン』のあらすじ
:ウィスキーをこよなく愛する主人公が、本場の味を日本でも広めようと奮闘する物語。
そのなかで、本場で出会った外国人女性と、日本ではまだ認めるのが難しい国際結婚を成し遂げ、外国人の妻が日本になじもうと奮闘する姿も描かれています。
無数の壁に立ち向かう、夫婦のたくましさに注目です。
優希さんは、ヒロインの養女である娘のエマの少女時代を演じています。
自分が血のつながりのない娘と悩んでいた幼少期から成長し、素直な子へと成長していることが感じられましたね。母が外国人であることへの葛藤に悩む姿も称賛されていたとこと。
しかし、優希さんは、エマを演じている際、突然姿を消しました。
まだまだ出演してもおかしくない雰囲気だったのに、突然優希さんが登場しなくなり、時がたって、別の女優への成長していたことに、違和感があったでしょう。
このころ、優希さんは、体調を崩して活動休止をしていたようです。その影響もあって、エマ役も悪く考えると途中交代となったとのこと。
優希さんは、朝ドラに出演した際、演技力も認められていましたが、活動休止を挟んだことで、朝ドラに出演するもいまいちブレイクできなかったのでしょう。
活動復帰後は、『ちはやふる‐結び‐』や『ママレード・ボーイ』、『うちの執事がいうことには』など、数々の作品で活躍をしています。
朝ドラの勢いはなくとも、持ち前の演技力が評価されているのでしょう。今後の活躍にも注目ですね。
本仮屋ユイカ
本仮屋ユイカさんは、2005年から放送された、『ファイト』でヒロインを務めました。
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『ファイト』のあらすじ
:群馬県に住む木戸優(本仮屋さん)は、ソフトボールと馬が好きな女子高生。突然、一家離散の不幸に見舞われます。
家族と離れ離れになり、人間関係から不登校になるものの、馬との出会いで人生が変わります。馬の世話をするなかで、馬だけでなく自身も成長し、奮闘していく姿に心を動かされるでしょう。
本仮屋さんは、朝ドラに出演するも、いまいちブレイクできていません。
『王様のブランチ』で、レギュラーとして出演するものの、すでにレギュラーは交代していますね。
『スウィングガールズ』での演技で注目され、『私の夫は冷凍庫で眠っている』や『愛しい嘘』や舞台など、たびたび女優として活躍はしていますが、目立った活躍はできていないでしょう。
本仮屋さんの顔を見れば誰だかはわかるけど、名前を聞いてもピンとこない人の方が多いかもしれません。
朝ドラに出演するも、いまいちブレイクせず、その後も、一気に勢いを増す話題作に出演することがないのでしょう。
須藤理彩
須藤理彩さんは、1998年に放送された、『天うらら』でヒロインを務めました。
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『天うらら』のあらすじ
:東京の工務店の孫娘として生まれた川嶋うらら(須藤さん)は、大工職人を目指す、負けず嫌いで不器用な女の子。パワフルな祖母、母と理想の家族、家づくりについて考えていきます。
当時、女性が大工をするのは、珍しいことで、批判的な声とも戦うこととなりますが、負けず嫌いな姿を認められていくのだとか。
祖母の住みやすい家はどんな家か、当時では珍しい、バリアフリーについても触れられています。
須藤さんは、朝ドラ出演後も、いまいちブレイクできなかったといわれています。
とはいうものの、多数の作品に出演していて、活躍の幅は広いでしょう。
須藤さんは、いわば名脇役なのです。
『電車男』や『理想の息子』、『サバイバル・ウエディング』、『真犯人フラグ』など、数えきれないほどの作品に、脇役として出演していますね。
演技力も高く、様々な役もこなせる須藤さんは、どんな作品でも活躍できる女優です。
朝ドラ女優といえば、華やかな活躍をすると期待されているが、脇役ばかり演じていることで、華やかでない、いまいちブレイクできていない、と感じるのかもしれません。
たとえ脇役でも、須藤さんの長年の活躍は、結果として華やかなものでしょう。今後の活躍にも注目ですね。
高野志穂
高野志穂さんは、2002年に放送された、『さくら』でヒロインを務めました。
『さくら』のあらすじ
:ハワイ生まれのエリザベス・さくら・松下(高野さん)は、英語の指導助手として、飛騨山の中学校に務めます。
見た目は日本人で、思考はアメリカ人のさくらは、日本での習慣とのギャップに苦戦しながら生活をしていきます。日本での生活で、戸惑いながらも、成長していく姿に注目です。
『さくら』の放送当時、高野さんと、相手役の男性とのコンビが話題となっていたのだとか。
実際に、高野さんも帰国子女であるため、英語も上手に話せるようです。
朝ドラがきっかけで、女優としての活動を始めたとのこと。
その後も、『赤ちゃんを探せ』や『定年女子』など、徐々に活躍をしていきます。高野さんの言語力と、きれいな顔立ちが話題となったのだとか。
ドラマや舞台を中心に活躍の幅を広げていきます。
結婚、出産後も、女優としての活動を続け、『砂の女』などの舞台や、『シグナル』といったドラマなど、幅広く活躍しているとのこと。
朝ドラ出演時は、女優としてまだまだ駆け出しだったため、いまいちブレイクできなかったようですが、その後、徐々に活躍の幅を広げていったのでしょう。
古畑星夏
古畑星夏さんは、2018年に放送された、『半分、青い。』に出演していました。
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『半分、青い。』のあらすじ
:幼いころに片耳の聴力をなくすものの、明るさと個性的な思考をするヒロインが、独自のアイディアを実現する発明家を目指す物語です。
そのなかで、ヒロインの成長と、人間関係の変化、夢の実現に注目が集まったとのこと。
古畑さんは、ヒロインの幼馴染である男の子と、運命的な出会いをする伊藤清を演じていました。
弓道女子である清は、いつも凛としていて、ヒロインとは全く異なる印象の女性。自身に一目ぼれした、ヒロインの幼馴染と、運命的な再会をし、恋人となっていきます。
古畑さんは、凛としていて、自信も感じられる清を、違和感なく演じていました。役も相まって、美少女がいると、話題になっていたとのこと。
後にヒロインと掴み合いの喧嘩をし、出番が徐々になくなっていきますが、最後まで美しさは健在でした。
しかし、古畑さんは朝ドラに出演するも、いまいちブレイクはできませんでした。
長い期間見てきたヒロインの味方になると、古畑さんの印象はあまりよくなかったのかもしれませんね。演技力と美しさは話題になるものの、ブレイクとはなりませんでした。
ここまで、モデルとしての活躍や、『コウノドリ』などでの女優としての活躍を続けてきた古畑さん。朝ドラによるブレイクとはなりませんでしたが、現在もモデルや女優として活躍をしています。
今後も、持ち前の演技力と美しさを活かした、活躍に注目ですね。
原田夏希
原田夏希さんは、2004年に放送された、『わかば』でヒロインを務めました。
『わかば』のあらすじ
:阪神淡路大震災で父を亡くした高原若葉(原田さん)は、宮崎県で焼酎製造業を営む母の実家に避難します。
その後、造園について学んだ若葉は、庭には人を幸せにする力があることを感じます。そして、あえて、故郷の神戸で造園家をめざすことにします。
そこは、震災からの復興に力をいれていました。亡き父との約束を果たせるのか、若葉の夢への奮闘と、震災からの復興が描かれています。
原田さんは、朝ドラでヒロインを務めた後、舞台化された『わかば』でも、ヒロインを務めたとのこと。
しかし、原田さんは、朝ドラに出演するも、いまいちブレイクしていません。
朝ドラ後は、学業を優先させたため、あまり芸能活動をしていないことが原因なのだとか。チャンスの時期ですが、優先させたいことがあれば、仕方ないでしょう。
その後は、『ハチミツとクローバー』で人気を集め、大河ドラマ『篤姫』にも出演を果たします。
『極道の妻たち』でも、新たな挑戦をしたとのこと。
結婚、出産を経て、芸能活動を続けるものの、家事や育児もあり、活躍の幅をあまり広げることができないのでしょう。
モデルとしても活躍していますが、あまりテレビで見かけることはなく、次の人生を歩んでいるのかもしれませんね。
佐久間由衣
佐久間由衣さんは、2017年に放送された、『ひよっこ』に出演してました。
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『ひよっこ』のあらすじ
:ヒロインたちが、家族を支えるために出稼ぎにいき、その先での成長や奮闘が見どころとなっています。不器用で優しいヒロインは、父親が失踪したことで、家族を支えるために出稼ぎに行きます。
出稼ぎ先の倒産、父の痕跡をたどり、家族は再び一つになれるのか、ヒロインの未来はどうなるのか、気になることが多々あるでしょう。
佐久間さんは、ヒロインの幼馴染で親友の時子を演じています。時子は、ヒロインたちと工場で働きますが、女優を目指して、練習やオーディションに挑むこともあるのだとか。
まっすぐで、正義感が強く、ヒロインに活をいれることもありましたが、佐久間さん自身が活を入れられていたように感じていたようです。
佐久間さんは、モデルとしても活躍していて、朝ドラに出演した際も、背の高さと顔の小ささが話題となっていたとのこと。
女優としても活躍していて、『チア・ダン』や『彼女はキレイだった』、『ひきこもり先生』など、様々な作品で活躍をしています。
佐久間さんのブレイクのきっかけは、ゼクシィのCMであるとのこと。
朝ドラもブレイクのきっかけだと思っていましたが、そうではないのでしょう。重要な役ではありましたが、あまりぱっとしなかったのかもしれません。
その後の活躍から、スタイルの良さと演技力が認められ、幅広い活躍へとつながっていますね。
宮地真緒
宮地真緒さんは、2002年に放送された、『まんてん』でヒロインを務めました。
白馬のスキージャンプ場に行った時にね、ものすごい高さだったわけですよ。
下から眺めるより、上から下を見下ろした時の高さが、高所平気な私でもちょっと怖いくらい。
と、ラージヒル決勝を応援しながらソワソワしています。 pic.twitter.com/lTgVbwVbKS— 宮地真緒 (@miyaji_mao) February 12, 2022
『まんてん』のあらすじ
:鹿児島県屋久島で生まれた日高満天(宮地さん)は、高校卒業後、鹿児島県の本土で就職するも、島へと帰ってきます。
子供の頃に、今は亡き父とみた、ロケット打ち上げの感動を思い出し、気象予報士となります。
その後、宇宙飛行士と出会い、その感動から、宇宙から見た気象予報に興味を持ちます。宇宙から見た気象予報の成功に向け、奮闘していきます。
『まんてん』は、現役の宇宙飛行士である毛利衛さんが、本人役で出演したことで、話題となったのだとか。現在の衛星から見た気象予報の基礎になっているようです。
宮地さんは、朝ドラ出演後、いまいちブレイクしませんでした。
『ウォーターボーイズ』や『南くんの恋人』などのドラマに出演したり、ミュージカル『ピーターパン』の主演を務めたりするものの、その後の活躍にはつながっていないでしょう。
その後も、様々な作品に出演しているようですが、あまり目立った活躍はできていないと考えられます。
柊瑠美
柊瑠美さんは、1999年に放送された、『すずらん』に出演しています。
出典:FATHER’S
『すずらん』のあらすじ
:大正時代の末、北海道の小さい駅舎に置き去りにされた萌は、駅長に育てられます。成長した萌は、北海道から東京まで、実の母を探しに行きます。
そこで出会った、恩人の駅長に似た人と結婚します。戦後、実の母と再会するとのこと。激動の萌の人生と、戦争の時代が重なっていきます。
柊さんは、『すずらん』で、ヒロインの幼少期を演じました。
柊さんは、朝ドラに出演後、いまいちブレイクしていないといわれています。
それもそのはず、柊さんが朝ドラに出演したとき、まだ12歳前後ですからね。その後は朝ドラに出演していないため、ブレイクしていないと感じるのも、無理はないかもしれません。
しかし、柊さんは、その後、『千と千尋の神隠し』で、主人公の声優を担当しています。何年も語り継がれる大ヒット作の主人公ですから、すごいですね。
『崖の上のポニョ』、『コクリコ坂から』、『アーヤと魔女』など、人気映画での声優を担当しています。
また、『野ブタをプロデュース。』へのレギュラーをはじめ、脇役ながら様々な作品に出演してます。
声優としては大抜擢でしたが、見えない仕事であるため、いまいちブレイクしていないと感じるのでしょう。実は、こんなにも活躍をしているのですね。
小西美帆
小西美帆さんは、1998年に放送された、『やんちゃくれ』でヒロインを務めました。
出典:ameba.jp
『やんちゃくれ』のあらすじ
:三代続く大阪の造船所の次女として生まれた水嶋渚(小西さん)の合言葉は、「人生、何度でもやり直しがきくんや」。
その言葉通り、記者や主婦、デザイナーと、挑戦と挫折を繰り返しながら奮闘していきます。挫折しても屈しない、勇気と強さに感銘を受けるでしょう。
小西さんは、朝ドラに出演したことで、女優としての活動を始めます。
代表作としては、『3年B組金八先生』に出演していました。そのほかにも、数々の作品で、活躍をしてきました。
しかし、小西さんは、夫の仕事の関係で、海外に移住することを報告したようです。
そのため、日本での活動が減り、いまいちブレイクしていないように感じるのでしょう。朝ドラに出演するも、いまいちブレイクできなかったといわれていますね。
日本に帰国した際は、女優として活躍しているようなので、もしかしたら今後の活躍に期待できるかもしれません。
徳永えり
徳永えりさんは、2012年に放送された、『梅ちゃん先生』に出演しています。
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『梅ちゃん先生』のあらすじ
:終戦直後、焼け野原となった東京で、復興と急速な経済成長とともに、人々の命を守る医者となるヒロインの、成長と奮闘が描かれています。
激動の時代と、救いたい命の前で成長していくヒロインと、仲間たちに注目です。
そのなかで、徳永さんは、ヒロインの親友を演じています。いつもヒロインを気にかける、慎重に物事を考える、不器用でぶっきらぼうなところもあるとのこと。
ヒロインの成長と奮闘の中で、徳永さんは重要な役です。
また、徳永さんは、『あまちゃん』、『わろてんか』、『エール』にも出演してます。
『あまちゃん』では、ヒロインの祖母の少女時代を演じ、『わろてんか』ではヒロインに付き添う女中を演じ、『エール』では、ヒロインが営む音楽教室に通う子供の母親を演じています。
ヒロインは演じていないものの、これまで数々の朝ドラに出演してきました。
朝ドラに出演するも、いまいちブレイクしていないように感じるのは、徳永さんがこれまで脇役ばかり演じてきているからでしょう。
華々しい活躍とはいえないのかもしれませんね。
しかし、徳永さんの演技力はかなり好感を得ているとのこと。話題にもなっているため、主役でなくても、かなり活躍しているでしょう。
様々な作品で、持ち前の演技力を活かし、活躍をしています。今後の活躍にも注目ですね。
佐藤夕美子
佐藤夕美子さんは、1997年に放送された、『甘辛しゃん』でヒロインを務めました。
出典:kyounowadai
『甘辛しゃん』のあらすじ
:榊泉(佐藤さん)は、兵庫県の醸造所の娘となります。女人禁制の酒蔵にはいり、偏見や差別に立ち向かっていきます。
様々な困難の中で、究極の一滴を見つけるための奮闘が描かれています。朝ドラとしては初めて、阪神淡路大震災について触れているとのこと。
佐藤さんは、小学生の頃に、『アニー』のオーディションに合格したことで、女優を目指し、高校卒業から本格的に女優として活動し始めたのだとか。
朝ドラ出演後、『ザ・スター』へ出演するなど、様々な活躍をしてきたようですが、結婚を機に、山梨県へと移住したとのこと。
仕事がある際に、東京を訪れている程度で、わずかな芸能活動をしているのでしょう。
朝ドラに出演するも、いまいちブレイクしていないといわれるのも仕方ないかもしれません。
そんななかでも、『半分、青い。』で教師役を務めていたとのこと。今後、さらなる活躍が期待されています。
佐藤めぐみ
佐藤めぐみさんは、2007年に放送された、『ちりとてちん』に出演しています。
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『ちりとてちん』のあらすじ
:心配性で、自分に自信のないコンプレックスが気になるヒロインが、自分を変えようと、高校卒業間際で大阪へと旅たちます。
その先で、上方落語と出会い、落語家を目指すようになります。ヒロインは、新たな出会いによって、変わることができるのか、笑いあり涙ありの作品でしょう。
佐藤さんは、ヒロインの親友役を好演したとのこと。
朝ドラに出演したことで、幅広い層から人気を得ることができたでしょう。
佐藤さんは、『3年B組金八先生』の出演で、女優デビューをしました。
その後、佐藤さんが一躍人気を掴んだのが、『花より男子』の三条桜子役なのだとか。
主人公の親友でありながら、嫉妬に狂う、二面性のある役を演じたことで、演技力の高さが感じられました。佐藤さんが本当に性格悪い人なのか疑うくらいの演技力でしたね。
その後の朝ドラ出演後も、『ハッピーフライト』や『彼岸島デラックス』、『ラブファントム』など、数えきれないほどの作品に出演しています。
これほどの作品に出演していても、朝ドラ後にいまいちブレイクしていないように感じるのは、やはり脇役が多くなっているためでしょう。
佐藤さんは、演技力と顔の強さから、脇役でも目立ちますが、脇役ばかりなので、いまいちと感じるのだとか。ヒロインを務めることもあるようですが、やはり敵側の印象が強く、感情移入しにくいでしょう。
ヒロインにはなかなかならずとも、持ち前の演技力と自身の魅力で、幅広い作品で活躍していますね。
村川絵梨
村川絵梨さんは、2005年に放送された、『風のハルカ』でヒロインを務めました。
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『風のハルカ』のあらすじ
:大分県湯布院で、父と妹ともに成長したハルカ(村川さん)は、父と離婚した母の住む大阪で、ツアープランナーとして働きます。
その後、ツアープランナーを退職し、生まれ育った土地で、父の理想とするレストランを再建しようとします。様々な困難を乗り越え、笑顔と涙があふれるハルカの奮闘する姿に注目です。
離れ離れになった家族が再び一つになるのか、その先に何があるのか、感動すること間違いなしでしょう。
村川さんは、朝ドラに出演したことで、演じることの奥深さを知り、女優として活動する原点となったとのこと。現在の村川さんがいるのは、朝ドラのおかげなのでしょう。
その一方で、朝ドラ出演後も、いまいちブレイクしていないといわれています。
『ROOKIES』でのヒロインや、『青天を衝け』への出演など、度々女優として活躍はしているものの、朝ドラに出演した女優としては、ぱっとしないのが本音でしょう。
村川さんは、自身のペースで、女優としての仕事をしているのだとか。
そのため、干されたのか疑うなど、物足りなく感じるのでしょう。
もともと女優以外の活動もしていた村川さんは、女優としての活動も自身のペースで行うことで、活躍が持続できているのだと考えられます。
今後の活躍にも注目ですね。
福田麻由子
福田麻由子さんは、2019年に放送された、『スカーレット』に出演しています。
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『スカーレット』のあらすじ
:戦後まもなく、滋賀県信楽にやってきたヒロインは、絵が得意な女の子。両親と2人の妹との生活は、貧しく苦労も多かったが、ヒロインも一生懸命働きました。
成長したヒロインは、大阪に働きにでて、地元に戻ると、伝統である信楽焼に興味を持ち、働きながら職人としての修行を始めます。
陶芸家として独立し、やがて結婚・出産を経て仕事と家庭と奮闘するものの、離婚。陶芸家として独自の信楽焼に挑戦するも、貧困に変わりなかったとのこと。
その後、ヒロインの陶芸と人柄に惹かれた若者を助け、新たな絆で、陶芸家としての挑戦を続けていく、ヒロインの波乱万丈な人生に注目です。
福田さんは、ヒロインの2人目の妹、一家の三女を演じました。
母親譲りの優しくて穏やかな性格で、滋賀県信楽でヒロインを見守る役とのこと。
福田さんは、子役時代から活躍しています。『女王の教室』での衝撃的な演技力で、一躍注目を集めたのだとか。
その後も、『ちびまる子ちゃん』や『白夜行』などに出演してきました。
朝ドラに出演した際、子役時代から久しぶりに福田さんを見て、成長した姿に感動の声が上がったのだとか。大人になりましたね。
その一方で、朝ドラに出演するも、いまいちブレイクしていないでしょう。
ドラマ、映画、舞台と幅広い活躍をしてはいるものの、脇役が多く、舞台やラジオが活躍の中心となっているため、福田さんを見かけることが少なく、ブレイクしていないと感じるようです。
子役時代から演技力を培ってきた、福田さんの今後の活躍に期待ですね。
朝ドラでブレイクしなかったまとめ
出典:いらすとや
ここまで、朝ドラでいまいちブレイクしなかった女優について、紹介してきました。
たしかに朝ドラに出演していたけど、目立った活躍をしていないと、共感できたでしょうか。
朝ドラに出演しても、ブレイクにつながらなかった原因として、次のことがいえます。
- 女優としての演技経験が少ないため、次の活躍までの期間が必要
- 学業や自身のペース、結婚の影響など、優先したいことがある
- 注目が分散して、次につながらなかった
- 作品自体がいまいち話題にならず、もったいないことになる
- 実はブレイクしているものの、脇役が多く、華やかに感じない
- 舞台や声優など、見えないところでの活躍をしている
これらの原因などから、いまいちブレイクできなかったと考えられます。
それでも、女優としての経験を積んだり、朝ドラでなくとも、話題作への出演から注目を集めたりすることで、現在の女優としての活躍につなげている場合もあります。
朝ドラに出演することは、駆け出しの女優にとっては、千載一遇のチャンスですが、確実に成功するとは限らないのも現実です。
せっかくの朝ドラで、いまいちブレイクできなかったとしても、その先に自身の道が築かれていることが感じられるでしょう。
今後も、朝ドラと、出演している女優の今後に注目ですね。
ちなみに、あらすじや感想に関しては、筆者の言葉で書かれているので、気になった作品があったらぜひご覧になってみてください。